高校同期の思い出話

南ふう

2024年08月31日 10:44

最近少し忙しくしているのは、高校の同期と記念誌作成の作業をしているから。
来年の出版に向け、寄稿文が少しずつ集まっていて、これが面白い!

MKさんの文章の中に「その頃、学校の帰り道(那覇市の国場川沿い)にあった会社で、煙突の上に居座ったスト決行中の風景を見た。労働者の権利意識が高まった時代であったのだろう。」とありました。
思い出したのは「煙突スト」。

私は2016~2022年まで公文書館内でデジタルアーカイブ事業に携わらせてもらっていたので、見ていた資料の内容を連想ゲーム的に思い出してしまうんです(この仕事をした6年間は、私にとって財産)。

さて、「煙突スト」。沖縄プライウッド社というベニヤ製造会社の従業員4人、1964年3月23日から54日間、高さ33メートルの煙突の上に座り込んでストライキを行いました。
その写真を「那覇市歴史博物館デジタルミュージアム」で検索していたら、もうひとつ、国場川沿いの面白い写真を見つけました。

「パイプラインの通学路」と題された写真は、「那覇港から壺川、与儀、浦添へと続く米軍の油送管は国場川にかけられて一直線にのびていた。架設された板の道は児童生徒の登下校の通路だった。」と解説されています。1974年の撮影ですから、私たちが高校時代にまだこんな風景があったということ。


写真は2枚とも「那覇市歴史博物館所蔵」


ありがたいのは、那覇市歴史博物館デジタルミュージアムの写真は、数年前までは「利用許可申請書」を提出したのですが、現在は「クレジットを入れること」を条件に、申請書なしにダウンロードして使用できるんです。

記念誌にはそういう古い写真を、たくさん入れる予定で、最近の私は写真を探すのが面白くて仕方がない。

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